コンセプトは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」
ノモの国は、「Unlock体験エリア」と、それを支える展示エリア「大地エリア」で構成されます。「Unlock体験エリア」では、体験者自身が主人公となって、結晶に秘められた力を解き放つ「ノモの国」の物語を体験。子どもたちが自身の中に眠る感性に気付いてもらうことで、常識や思い込みから解き放たれ、自身に秘められた力を解き放つ体験を提供します。
パナソニックが培ってきた「人の理解」の研究に基づく分析や、光・音・風など空間で五感を刺激する技術が、演出に活用されています。
「Unlock体験エリア」のバックエンドシステム (演出システムを動かすためのユーザーに見えない裏側の仕組み) の構築を担当しました。
大きくは5つのゾーンに分かれるエリア全体を、タイムチャートに従って動作させる制御を行いました。各演出要素の開始/停止、自動扉の開閉、各機器の電源やエラーの管理などを行っています。
「Unlock体験エリア」では、体験者はそれぞれに結晶(IDを持ったデバイス)を手に取って、5つのゾーンをめぐります。エリア内に結晶のタッチを検知するポイントを100か所以上設けました。そこへの結晶をタッチがさまざまなインタラクションのトリガーになります。同時に体験者の行動履歴を取得し、その履歴に応じてコンテンツを制御するシステムを実装しました。
結晶のタッチの仕方の傾向や、体験時の表情変化のデータを利用して、体験者の個性や特性を分析し、演出に反映しています。この分析システムの実装を行いました。